派遣労働者の賃金が一般の額を上回る場合、水準の額に変更できますか?

現在、協定対象派遣労働者の賃金の額が、一般賃金の額を上回るものとなっています。一般賃金の額の水準に変更することは可能でしょうか。

協定対象派遣労働者の賃金の額については、一般賃金の額と比較し「同等以上」であることを求めるものです。
現在、賃金の額が一般賃金の額を上回るものとなっていることを理由に賃金を引き下げることは、派遣労働者の待遇改善を図ることを目指す改正労働者派遣法の目的に照らして問題です。
また、通勤手当等を支給する一方で基本給を引き下げ、派遣労働者の賃金の総額を実質的に引き下げることも、やはり改正労働者派遣法の目的に照らして問題となります。

このような労働条件の低下を「不利益変更」といい、原則、一方的な労働条件の不利益変更はできないことになっています。
不利益変更については、「労働契約法について」を参照ください。

出典(一部加工して作成):「労使協定方式に関するQ&A」(厚生労働省)